ショック。適量の飲酒が健康に良いのは間違いだった

「酒は百薬の長」と昔から言われ、よく医者も「ほどほどの飲酒なら、ストレスを解消し、体にもいいですよ」と太鼓判を押してくれる。
  
1993年に米国保健科学協議会が各国の諸研究を集約してまとめた「Jカーブ効果」説というものがある。
「適量のお酒を飲んでいる人の全死亡率は、まったく飲まない人、また飲み過ぎる人に比べると最も低い」というもので、
人種・民族を越えて世界共通の傾向だという。日本では厚生労働省が定めた「健康日本21」の中で、個人差があるとしながらも推奨している。
  
だが、クリスティー博士らは、この「Jカーブ効果」に十代な誤りがあったことに気付いた。
「過去の論文の多くが、病気が原因で禁酒している人々のことを考慮の対象から除外している」というのだ。
博士によると、酒を飲まない人々の中には次の事情の人がいる。
  
(1)糖尿病や心血管疾患などの病気で医師から禁酒をさせられている人。
  
(2)そのほかの病気を患ったり、もともと体が弱かったりして酒を飲めない(あるいは飲まない)人。
  
こうした人々は早死にする可能性が高いのに、酒を飲む人と全死亡率を比較する際、統計に反映されてこなかった。
そこで「病気による飲酒」を考慮しない論文をすべて除外し、残りの論文を改めて分析し直すと、
「適量の飲酒が、酒を飲まない人より健康的で長寿をもたらす」という結果は得られなかった。
これまで酒好きを喜ばせてきた多くの研究は、最初から「統計ミスに」によるものだったというわけです。
  
  
●「酒を飲むから健康」ではなく「健康だから酒を飲める」
  
クリスティー博士は「病気による禁酒を考慮しなかったことが、禁酒の健康への影響を見誤らせてきました。
また、適度な飲酒のおかげで健康になるという見方も、原因と結果を取り違えています。健康だからお酒を飲めるわけで、
その逆ではありません。過剰に酒を飲むとアルコール依存症になることを考えると、ほとんどの人にとって飲酒量は少ないほどよいのです」と語る。
  
また、今回の研究で、もっとも健康に良い「適量の飲酒」は「10日ほどにアルコール1ドリンク未満」だとわかった。
「1ドリンク」とは、医学用語で約10グラムのアルコール量をいう。ビールなら中ビン半分、
日本酒なら0.05 合にあたる。これでは、ほとんど飲まないに等しいではないか。
  
米の健康医療紙「ヘルスニュース」2016年3月31日号では、クリスティー博士の論文の紹介とともに、
専門家たちのコメントも載せている。米ボストン大学のカーティス・エリソン教授は「人や動物の実験でも、
適度な飲酒(特にワイン)が動脈硬化や冠動脈疾患のリスクを下げることが科学的に証明されている」と反論した。
一方、カナダ・トロント大学のダナ・ラナ教授が「飲酒に有益な効果があることは認めるが、乳がんなど様々な病気のリスクが高まるなど、
効果が相殺されることも確かだ」と賛成するなど、専門家の間で評価が分かれている。
  
つまり、適量のお酒を飲んだ方が良い。というのは間違いであって、健康な人が適量に飲んでいるから良いのである。
ですが、少し飲んだからといって健康被害があるわけではなく、1日1〜3杯だったら問題ないそうです。
  
  
でも・・・それでもお酒が好き!
せっかく調べたけど、懲りずに楽しみたいというわがままなブログです。笑